学校便り冬休み号

2014年12月19日

美しい日本語、ことばの働きと寛容さ 漱石の小説に「知に働けば角が立ち、情に棹させば流される」という言葉もあるように、合理的な思考だけでは、物事がうまく進まないことがあります。どんなにすばらしいことであっても納得してもらったり、合意を取り付けたりするには、まずは、相手を受け入れる「寛容さ」が往々にして必要になります。最初から「これが正しい」とか「相手が間違っている」などと決めつけたのでは、「話にならない。」のです。少なくても「あなたの気持ちはわかる。けど・・」という思いが必要になると思うのです。「寛容」という言葉とこの言葉が持っている意味の広がりや深み、それが人間性というものに深く根ざしているということなのでしょう。既に述べてきたこともある、「段取り、根回し、折り合い」の3つが人間関係をつくり、育てていく大事な事柄ですが、そのことが円滑なるには、言葉の働きを生かす「寛容さ」(相手を受け入れる力)が大事だと思います。そして、「美しいにっぽんご」が使えるようになるということもその背後に「寛容さ」が必要だと感じています。  冬休み、年末年始、出かけることや人と会う機会も多いかと思います。「言葉のはたらきと『寛容さ』」一緒になって考えてみてもらえると嬉しく思います。それでは、良いお年をお迎えください。来年もまた、よろしくお願い致します。
校長だより
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