七草粥

2018年01月09日

明けまして おめでとうございます。今年も皆さんにとって素敵な一年になることを願っています。今日から3学期の始まりです。1年間の始まりでもありますが、まとめの時期でもあります。寒い時期ですから風邪などに気をつけて、充実した毎日を送りましょう。

さて今回は、雑学的なお話しをしましょう。1月7日には、「七草粥」を食べましたか?この「七草粥」にまつわるお話しです。

春の七草は、セリ、ナズナ、ゴキョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロのことです。それぞれには、こんな効果があるようです。

セリ:解熱効果や胃を丈夫にする効果、整腸作用あり ナズナ:利尿作用、解毒作用あるとされ、胃腸障害、むくみなどにも効果あり ゴキョウ:母子草のこと。咳などに効果があり ハコベラ:ハコベのこと。昔から腹痛薬として用いられていた ホトケノザ:子鬼田平子(こおにたびらこ)のこと。食欲増進の効果あり スズナ:カブのこと。胃腸を整え、消化促進の効果あり スズシロ:大根のこと。風邪予防や消化促進などの効果あり

こうして見ると、私にはお正月に食べ過ぎた胃腸を整えるために、消化の良いお粥に身近な薬草的なものを刻み混んで食べたということに思えてなりません。

我が家では、すっかり恒例行事になっていて、これを食べないとお正月が明けない、というところです。この習慣は、私がまだ小さかった頃から続いています。1月6日の夜になると、私の母親が歌を歌いながら七草をトントンと刻む姿を記憶しています。一体何が始まったのか、と思いながらも不思議な歌を聞きながら、七草を刻む姿を眺めていたのでしょう。その歌は、確か、こんな感じでした。

「唐土(とうど)の鳥が 日本の国に 渡らぬうちに 七草ナズナ トントコトン トントコトン…」

私の母が適当に作った物かと思っていたのですが、本当にあるのかどうか調べてみました。すると…。ありました! 「唐土の鳥」とは、具体的にどんな鳥なのかは分かりませんが、中国から飛来する渡り鳥を意味するらしいです。つまり、この歌は、農作物に害虫や疫病が流行しないように、害鳥を追い払う「鳥追い」の儀式の名残だというのです。そこから、この一年間が無病息災でいられるよう、音を立てて害鳥を追い払うように、邪気や疫病を追い払う意味が込められているようです。このわらべ歌には、こんな言い伝えがあったのです。

「七草粥」には、色々な言い伝えがあるようですが、科学が発達した現代でも人が願うことは健康。今年も、皆さんが健康で楽しい一年を過ごせることを願っています。

校長だより
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