佐藤和孝氏(ジャーナリスト)講演会

2015年09月26日

8年生では11月の職場体験を前に、この時期、事前学習として毎年「信念を持って仕事をしている大人」と出会う機会を作ってきています。今回は、学年主任の平山教諭の熱い思いもあり、ジャーナリストの佐藤和孝氏をお迎えすることができました。佐藤さんはアメリカ同時多発テロ・イラク戦争などで現地からリポートを送り続けていた方です。シリアの騒乱ではパートナーの山本美香さんを銃撃で失いました。

初めに「ニュースZERO」で特集された佐藤さんの現地での映像が紹介されました。彼の宿泊していたホテルの隣室が突然銃撃され、死者が出ている生々しい映像が映し出されます。生徒たちは真剣に見入っています。なぜ戦場を取材するようになったのか?「若い頃はただ、欲望があるだけだった。仕事の意味なんて考えていなかった。」興味、知りたいと思うことと疑問を持つこと。「ただ、欲望だけでは続けられない。」この仕事に命をかけることの意味とは?「仕事とは責任だ。もし権力者に知られたら命を失うかもしれないことを覚悟で語ってくれた人達の言葉を、全世界に伝えなければならない責任。妻の山本美香が語りたかったことを、彼女に代わって伝える責任」

後半は生徒たちの質問に佐藤さんがこたえるという形で、進みました。生徒からは次々と手が挙がり、周りの生徒もメモを取りながら聞いています。「言葉では伝えきれない。」「それは、あなたが考えることです。」一見ぶっきらぼうなようでいて、かんたんに一つの答えを求めてはいけないということを語ってくれているようにも感じます。

「どんな仕事をするにも、知識があるということはとても大事なことだよ。」「興味を持つことと疑問を持つこと。」当日は保護者の方も10人ほどみえていました。親子でこのような話を聞けるということはとても大切なことだと思います。家に帰ってからどのような会話があったでしょうか。

(中学校副校長 堀内雅人)

 

 

中学校ニュース
ページTOPへ